長毛猫の種類と特徴



北欧系の種類

 

 

サイベリアン(Siberian)はロシア系の長毛種で、体重:6~10kg、毛色も目色もすべての色があります。もともとは自然のもとで野生として逞しく生きていた猫種であり、分厚い被毛と大きな体が特徴で、血統的にもそれが性格によく表れています。狩猟本能も健在なので、ネズミ取りも積極的にします。

 

大柄の猫種でもあり、成長は3年程度かけてゆっくりとしていきます。そのため、食事内容には充分配慮し、運動もできるだけたくさんさせ、肥満にさせないよう注意する必要があります。ブラシングも最低日に1度はしてあげましょう。家庭で飼育されはじめたのはごく最近で、歴史は浅い猫です。

 

 

 

ノルウェージャン・フォレスト・キャット(Norwegian Forest Cat)はノルウェー系の長毛種で、体重:4~8kg、毛色はすべての色がありますが、目色はブルー、ヘーゼル、イエロー、ゴールドなどとなっています。大きな体に似合わず少し臆病ですが、甘えん坊で可愛らしい性格が愛されています。

 

豊富な被毛のため、換毛期の抜け毛が多いのですが、冬場のあたたかい密集した被毛のさわり心地が、この猫の最大の魅力でもあります。その分、毛玉ができやすいので、ブラッシングは毎日できるだけこまめに行う必要があります。毛玉ができてしまうと、皮膚疾患になってしまう恐れもあるので、その際はすぐに対処してあげてください。

 

サイベリアン同様に体が大きく、成長スピードが他の猫よりも遅いので、3年間は高栄養の食事にしてあげて、運動もしっかりさせてあげてください。